曰く、婦人に参政権を与えられたるは慶賀に堪えざるも、このごろの当道場に於ける助手たちの厚化粧は見るに忍びざるものあり、かくては、参政権も泣きます、仄聞するに、アメリカ進駐軍も、口紅毒々しき婦人を以てプロステチュウトと誤断すという、まさに、さもあるべし、これはひとり当道場の不名誉たるのみならず、ひいては日本婦人全体の恥辱なり云々とあって、それから、お化粧の目立ちすぎる助手さんの綽名が洩れなく列記されてあり、「右六名のうち、孔雀の扮装は最も醜怪なり。
馬肉をくらいたる孫悟空の如し。
われらしばしば忠告を試みたるも、更に反省の色なし。