夏目漱石 『行人』 時々は団扇を持って自分を扇いでくれた。 自分はその風が横顔に当るたびに、お兼さんの白粉の匂を微かに感じた。 そうしてそれが麦酒や山葵の香よりも人間らしい好い匂のように思われた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア