太宰治 『パンドラの匣』 事務所からマア坊が白い看護婦服の上に、椿の花模様の赤い羽織をひっかけて、小走りに走って出て来て、お母さんに、どぎまぎしたような粗末なお辞儀をした。 お供は、マア坊だ。 僕は新しい駒下駄をはいて、まっさきに外へ出た。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア