太宰治 『パンドラの匣』 あきらめるとか何とか、そんな意志的なものではなくて、眼前の風景がみるみる遠のいて望遠鏡をさかさに覗いたみたいに小さくなってしまった感じであった。 胸中に何のこだわるところもなくなった。 これでもう僕も、完成せられたという爽快な満足感だけが残った。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア