夏目漱石 『行人』 自分はこの時黙ってお兼さんの白い手ばかり見ていた。 その手には昨夕気がつかなかった指環が一つ光っていた。 自分が洋盃を取上げて咽喉を潤した時、お兼さんは帯の間から一枚の葉書を取り出した。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア