夏目漱石 『行人』 けれどもどうする訳にも行かなかった。 その時はただお兼さんに気の毒をしたという心だけで、お兼さんの赤くなった意味を知ろうなどとは夢にも思わなかった。 自分はこの居苦しくまた立苦しくなったように見える若い細君を、どうともして救わなければならなかった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア