太宰治 『東京八景』 実情を知りながら送金したとなれば、兄たちは、後々世間の人から、私の共犯者のように思われるだろう。 それは、いやだ。 私はあくまで狡智佞弁の弟になって兄たちを欺いていなければならぬ、と盗賊の三分の理窟に似ていたが、そんなふうに大真面目に考えていた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア