夏目漱石 『行人』 自分はこうしているうちに、毎日午前中に回診する院長を知るようになった。 院長は大概黒のモーニングを着て医員と看護婦を一人ずつ随えていた。 色の浅黒い鼻筋の通った立派な男で、言葉遣いや態度にも容貌の示すごとく品格があった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア