自分は依然として病院の門を潜ったり出たりした。
朝九時頃玄関にかかると、廊下も控所も外来の患者でいっぱいに埋っている事があった。
そんな時には世間にもこれほど病人があり得るものかとわざと驚いたような顔をして、彼らの様子を一順見渡してから、梯子段に足をかけた。
自分は依然として病院の門を潜ったり出たりした。
朝九時頃玄関にかかると、廊下も控所も外来の患者でいっぱいに埋っている事があった。
そんな時には世間にもこれほど病人があり得るものかとわざと驚いたような顔をして、彼らの様子を一順見渡してから、梯子段に足をかけた。