太宰治 『愛と美について』 夏のころの、これは、お話でございます。 新宿は、たいへんな人出でございます。 博士は、よれよれの浴衣に、帯を胸高にしめ、そうして帯の結び目を長くうしろに、垂れさげて、まるで鼠の尻尾のよう、いかにもお気の毒の風采でございます。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア