節子、無言で静かに襖をしめる。
(野中)(にやにや笑いながら一升瓶を持ったまま奥田の机の傍に坐り)どうも、ねえ、漁師まちの先生をしていながら、さかなが食えねえとは、あまりにみじめすぎるよ。
(奥田)(部屋の中央に持ち運んだ鍋やら茶碗やらを、また部屋の隅に片づけながら)さかなは、どうです、いま。
節子、無言で静かに襖をしめる。
(野中)(にやにや笑いながら一升瓶を持ったまま奥田の机の傍に坐り)どうも、ねえ、漁師まちの先生をしていながら、さかなが食えねえとは、あまりにみじめすぎるよ。
(奥田)(部屋の中央に持ち運んだ鍋やら茶碗やらを、また部屋の隅に片づけながら)さかなは、どうです、いま。