それから主人の迎附けがあって、その案内に従い茶席におそるおそる躙り入るのであるが、入席したらまず第一に、釜の前に至り炉ならびに釜をつくづくと拝見して歎息をもらし、それから床の間の前に膝行して、床の掛軸を見上げ見下し、さらに大きく溜息をついて、さても見事、とわざとらしくないように小声で言うのである。
ふりかえって主人に掛軸の因縁などを、にやにや笑ったりせず、仔細らしい顔をして尋ねると、主人はさらに大いに喜ぶのである。
因縁を尋ねるとは言っても、あまり突込んだ質問は避けるべきである。
それから主人の迎附けがあって、その案内に従い茶席におそるおそる躙り入るのであるが、入席したらまず第一に、釜の前に至り炉ならびに釜をつくづくと拝見して歎息をもらし、それから床の間の前に膝行して、床の掛軸を見上げ見下し、さらに大きく溜息をついて、さても見事、とわざとらしくないように小声で言うのである。
ふりかえって主人に掛軸の因縁などを、にやにや笑ったりせず、仔細らしい顔をして尋ねると、主人はさらに大いに喜ぶのである。
因縁を尋ねるとは言っても、あまり突込んだ質問は避けるべきである。