夏目漱石 『行人』 自分が蚊帳を出たり這入ったりした間、兄夫婦の室は森として元のごとく静かであった。 自分が再び床に着いた後も依然として同じ沈黙に鎖されていた。 ただ防波堤に当って砕ける波の音のみが、どどんどどんといつまでも響いた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア