太宰治 『もの思う葦』 黄昏の銭湯の、流し場の隅でひとりこそこそやっている老人があった。 観ると、そまつな日本剃刀で鬚を剃っているのだ。 鏡もなしに、薄暗闇のなかで、落ちつき払ってやっているのだ。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア