われ藁半紙のゆえにのみしるす也と思うな。
原稿用紙二枚に走り書きしたる君のお手紙を読み、謂わば、屑籠の中の蓮を、確実に感じたからである。
君もまたクライストのくるしみを苦しみ、凋落のボオドレエルの姿態に胸を焼き、焦がれ、たしかに私と甲乙なき一二の佳品かきたることあるべしと推量したからである。
われ藁半紙のゆえにのみしるす也と思うな。
原稿用紙二枚に走り書きしたる君のお手紙を読み、謂わば、屑籠の中の蓮を、確実に感じたからである。
君もまたクライストのくるしみを苦しみ、凋落のボオドレエルの姿態に胸を焼き、焦がれ、たしかに私と甲乙なき一二の佳品かきたることあるべしと推量したからである。