太宰治 『もの思う葦』 「われを売る者、この中にひとりあり。 キリストはそう呟いて、かれの一切の希望をさらっと捨て去った、刹那の姿を巧みにとらえた。 ダヴィンチは、キリストの底しれぬ深い憂愁と、われとわが身を静粛に投げ出したるのちの無限のいつくしみの念とを知っていた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア