太宰治 『もの思う葦』 さもあらばあれ、「晩年」一冊、君のその両手の垢で黒く光って来るまで、繰り返し繰り返し愛読されることを思うと、ああ、私は幸福だ。 ――一瞬間。 ひとは、その生涯に於いて、まことの幸福を味い得る時間は、これは、百米十秒一どころか、もっと短いようである。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア