太宰治 『右大臣実朝』 私も、京都へはじめて行つた時には、ずいぶんまごついた。 くやし泣きに泣いた事もある。 けれども私の生来の軽薄な見栄坊の血が、京の水によく合ふと見えて、いまではもう、結局自分の落ちつくところは京都ではなからうかと思ふやうにさへなつてゐる。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア