太宰治 『姥捨』 「水上に行こう、ね。 その前のとしのひと夏を、水上駅から徒歩で一時間ほど登って行き着ける谷川温泉という、山の中の温泉場で過した。 真実くるし過ぎた一夏ではあったが、くるしすぎて、いまでは濃い色彩の着いた絵葉書のように甘美な思い出にさえなっていた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア