太宰治 『姥捨』 空もからりと晴れていたし、私たちはぶらぶら歩いて途中のけしきを見ながら山を下りるから、と自動車をことわり、一丁ほど歩いて、ふと振りむくと、宿の老妻が、ずっとうしろを走って追いかけて来ていた。 「おい、おばさんが来たよ。 嘉七は不安であった。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア