太宰治 『新釈諸国噺』 清庵も、たびたびの迷惑、つくづく呆れながらも、こいつ洒落た男で、「親戚にひとりくらい、そのような馬鹿がいるのも、浮世の味。 と笑って言って、小判十枚を紙に包み、その上書に「貧病の妙薬、金用丸、よろずによし。 と記して、不幸の妹に手渡した。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア