太宰治 『新釈諸国噺』 面目なくて生きて居られぬ。 いかにも、この懐中の一両は、それがし昨日、かねて所持せし徳乗の小柄を、坂下の唐物屋十左衛門方へ一両二分にて売って得た金子には相違なけれども、いまさらかかる愚痴めいた申開きも武士の恥辱。 何も申さぬ。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア