太宰治 『新釈諸国噺』 一文の金でも惜しいこの大みそかに、よくぞ一両、そしらぬ振りして行燈の傍に落し、短慶どのの危急を救って下された。 貧者は貧者同志、短慶どののつらい立場を見かねて、ご自分の大切な一両を黙って捨てたとは、天晴れの御人格。 原田内助、敬服いたした。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア