このおきなは、小さなさかなには見むきもしねえで、もっぱら鯨ばかりたべて生きているのだそうでして、二十尋三十尋の鯨をたばにして呑み込んで、その有様は、鯨が鰯を呑むみたいだってんだから凄いじゃねえか。
だから鯨は、海の底が鳴れば、さあ大変と東西に散って逃げますだ。
おっかないさかなもあったものさ。
このおきなは、小さなさかなには見むきもしねえで、もっぱら鯨ばかりたべて生きているのだそうでして、二十尋三十尋の鯨をたばにして呑み込んで、その有様は、鯨が鰯を呑むみたいだってんだから凄いじゃねえか。
だから鯨は、海の底が鳴れば、さあ大変と東西に散って逃げますだ。
おっかないさかなもあったものさ。