太宰治 『新釈諸国噺』 それゆえ、いまこの火打袋には三十七文残っていなければならぬ筈だが、こぼれ落ちたのは十文くらいであろうか。 とにかく、火打袋の中の残金を調べてみるとわかるのだが、川の真中で銭の勘定は禁物である。 向う岸に渡ってから、調べてみる事にしよう。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア