さらに一両の褒美をとらせる。
川に落ちた銭は、いたずらに朽ちるばかりであるが、人の手から手へ渡った金は、いつまでも生きて世にとどまりて人のまわり持ち。
としんみり言って、一両の褒美をつかわし、ひらりと馬に乗り、戞々と立ち去ったが、人足たちは後を見送り、馬鹿な人だと言った。
さらに一両の褒美をとらせる。
川に落ちた銭は、いたずらに朽ちるばかりであるが、人の手から手へ渡った金は、いつまでも生きて世にとどまりて人のまわり持ち。
としんみり言って、一両の褒美をつかわし、ひらりと馬に乗り、戞々と立ち去ったが、人足たちは後を見送り、馬鹿な人だと言った。