かねて村丸贔屓の城主荒木は、このたびもまた笑って、よろしい、蝦夷一覧もよかろう、行っておいで、若い頃の長旅は一生の薬、と言って事もなげにその我儘の願いを聞き容れてやった。
御供は神崎式部はじめ、家中粒選りの武士三十人。
そのお供の人数の中に、二人の少年が、御次男のお話相手として差加えられていた。
かねて村丸贔屓の城主荒木は、このたびもまた笑って、よろしい、蝦夷一覧もよかろう、行っておいで、若い頃の長旅は一生の薬、と言って事もなげにその我儘の願いを聞き容れてやった。
御供は神崎式部はじめ、家中粒選りの武士三十人。
そのお供の人数の中に、二人の少年が、御次男のお話相手として差加えられていた。