丹三郎はわしの苦労の甲斐も無く、横浪をかぶって鞍がくつがえり流れに呑まれて死にました。
そもそもあの丹三郎儀は、かの親の丹後どのより預り来れる義理のある子です。
丹三郎ひとりが溺れ死んで、お前が助かったとあれば、丹後どのの手前、この式部の武士の一分が立ちがたい。
丹三郎はわしの苦労の甲斐も無く、横浪をかぶって鞍がくつがえり流れに呑まれて死にました。
そもそもあの丹三郎儀は、かの親の丹後どのより預り来れる義理のある子です。
丹三郎ひとりが溺れ死んで、お前が助かったとあれば、丹後どのの手前、この式部の武士の一分が立ちがたい。