おまけにこの太鼓たるや、気まりの悪いくらい真赤な塗胴で、天女の舞う図の金蒔絵がしてあって、陽を受けて燦然と輝き、てれくさくって思わず顔をそむけたいくらい。
しかも大きさは四斗樽ほどあって、棒を通して二人でかついでも、なかなか重い。
女房はじめは我慢して神妙らしく担いでいても、町はずれに出て、杉林にさしかかる頃からは、あたりに人ひとりいないし、そろそろ愚痴が出て来る。
おまけにこの太鼓たるや、気まりの悪いくらい真赤な塗胴で、天女の舞う図の金蒔絵がしてあって、陽を受けて燦然と輝き、てれくさくって思わず顔をそむけたいくらい。
しかも大きさは四斗樽ほどあって、棒を通して二人でかついでも、なかなか重い。
女房はじめは我慢して神妙らしく担いでいても、町はずれに出て、杉林にさしかかる頃からは、あたりに人ひとりいないし、そろそろ愚痴が出て来る。