太宰治 『新樹の言葉』 大きい朱色の額に、きざみ込まれた望富閣という名前からして、ひどくものものしく、たかそうに思われた。 「僕も、はじめてなんですが、」幸吉さんも、少しひるんで、そう小声で告白して、それから、ちょっと考えて気を取り直し、「いいんだ。 かまわない。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア