今の自分はこの純粋な一本調子に対して、相応の尊敬を払う見地を具えているつもりである。
けれども人格のできていなかった当時の自分には、ただ向の隙を見て事をするのが賢いのだという利害の念が、こんな問題にまでつけ纏わっていた。
自分はしばらく兄の様子を見ていた。
今の自分はこの純粋な一本調子に対して、相応の尊敬を払う見地を具えているつもりである。
けれども人格のできていなかった当時の自分には、ただ向の隙を見て事をするのが賢いのだという利害の念が、こんな問題にまでつけ纏わっていた。
自分はしばらく兄の様子を見ていた。