夏目漱石 『行人』 しかし昨日一日一晩嫂と暮した経験は図らずもこの苦々しい兄を裏から甘く見る結果になって眼前に現われて来た。 自分はいつ嫂から兄をこう見ろと教わった覚はなかった。 けれども兄の前へ出て、これほど度胸の据った事もまたなかった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア