夏目漱石 『行人』 自分が室へ帰って来た時、母はもう浴衣を畳んではいなかった。 けれども小さい行李の始末に余念なく手を動かしていた。 それでも心は手許になかったと見えて、自分の足音を聞くや否や、すぐこっちを向いた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア