太宰治 『津軽』 金木は、私の生れた町である。 津軽平野のほぼ中央に位し、人口五、六千の、これといふ特徴もないが、どこやら都会ふうにちよつと気取つた町である。 善く言へば、水のやうに淡泊であり、悪く言へば、底の浅い見栄坊の町といふ事になつてゐるやうである。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア