太宰治 『津軽』 教室の隅に紙屑入の大きな壺があつて、私はときたまそれを指さして、蛸、つぼへはひらないかと言へば、蛸はその壺へ頭をいれて笑ふのだ。 笑ひ声が壺に響いて異様な音をたてた。 クラスの美少年たちもたいてい私になついてゐた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア