太宰治 『津軽』 川といふものは、海に流れ込む直前の一箇所で、奇妙に躊躇して逆流するかのやうに流れが鈍くなるものである。 私はその鈍い流れを眺めて放心した。 きざな譬へ方をすれば、私の青春も川から海へ流れ込む直前であつたのであらう。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア