夏目漱石 『行人』 兄は黙って独り書斎へ退くのが常であった。 父はその年始めて誰かから朝貌を作る事を教わって、しきりに変った花や葉を愛玩していた。 変ったと云っても普通のものがただ縮れて見立がなくなるだけだから、宅中でそれを顧みるものは一人もなかった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア