太宰治 『津軽』 N君は青森県郷土史研究会の会員だつたので、郷土史の文献をかなり持つてゐた。 「何せ、こんなだからなあ。 と言つてN君は或る本をひらいて私に見せたが、そのペエジには次のやうな、津軽凶作の年表とでもいふべき不吉な一覧表が載つてゐた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア