南谿の東遊記西遊記は江戸時代の名著の一つに数へられてゐるやうであるが、その凡例にも、「予が漫遊もと医学の為なれば医事にかかれることは雑談といへども別に記録して同志の人にも示す。
只此書は旅中見聞せる事を筆のついでにしるせるものにして、強て其事の虚実を正さず、誤りしるせる事も多かるべし。
とみづから告白してゐる如く、読者の好奇心を刺戟すれば足るといふやうな荒唐無稽に似た記事も少しとしないと言つてよい。
南谿の東遊記西遊記は江戸時代の名著の一つに数へられてゐるやうであるが、その凡例にも、「予が漫遊もと医学の為なれば医事にかかれることは雑談といへども別に記録して同志の人にも示す。
只此書は旅中見聞せる事を筆のついでにしるせるものにして、強て其事の虚実を正さず、誤りしるせる事も多かるべし。
とみづから告白してゐる如く、読者の好奇心を刺戟すれば足るといふやうな荒唐無稽に似た記事も少しとしないと言つてよい。