太宰治 『津軽』 竜飛まで海岸伝ひに歩いて行くより他は無い。 雨のはれ次第、思ひ切つて、すぐ出発しようといふ事になり、私たちは、また蒲団にもぐり込んで雑談しながら雨のはれるのを待つた。 「姉と妹とがあつてね、」私は、ふいとそんなお伽噺をはじめた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア