夏目漱石 『行人』 自分は父から評された通りだいぶ堂摺連の傾きを持っていたが、この時は父や母に憚って、嫂の相図を返す気は毫も起らなかった。 嫂は無言のまますっと立った、室の出口でちょっと振り返って芳江を手招きした。 芳江もすぐ立った。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア