太宰治 『津軽』 東海岸の竜飛などに較べると、ずつと優しいけれど、でも、この辺の草木も、やはり「風景」の一歩手前のもので、少しも旅人と会話をしない。 やがて、十三湖が冷え冷えと白く目前に展開する。 浅い真珠貝に水を盛つたやうな、気品はあるがはかない感じの湖である。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア