太宰治 『津軽』 平和とは、こんな気持の事を言ふのであらうか。 もし、さうなら、私はこの時、生れてはじめて心の平和を体験したと言つてもよい。 先年なくなつた私の生みの母は、気品高くおだやかな立派な母であつたが、このやうな不思議な安堵感を私に与へてはくれなかつた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア