夏目漱石 『行人』 けれどもこればかりは縁だからね……」と云って自分の顔をしけじけと見た。 自分は母の意味も何も解らずに、ただ「はあ」と子供らしく引き下がった。 お重は何でも直むきになる代りに裏表のない正直な美質を持っていたので、母よりはむしろ父に愛されていた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア