太宰治 『老ハイデルベルヒ』 ああ、やはり駄目だ。 私は泣きべそかきました。 駅は田畑の真中に在って、三島の町の灯さえ見えず、どちらを見廻しても真暗闇、稲田を撫でる風の音がさやさや聞え、蛙の声も胸にしみて、私は全く途方にくれました。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア