太宰治 『美少女』 二度も、三度も鏡の中で視線が逢った。 私は振り向きたいのを我慢しながら、見たような顔だと思っていた。 私が、背後のその少女の顔に注意しはじめたら、少女のほうでは、それで満足したようなふうで、こんどは、ちっとも私のほうを見なかった。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア