太宰治 『父』 いたのだ。 半病人の家の者が、白いガーゼのマスクを掛けて、下の男の子を背負い、寒風に吹きさらされて、お米の配給の列の中に立っていたのだ。 家の者は、私に気づかぬ振りをしていたが、その傍に立っている上の女の子は、私を見つけた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア