太宰治 『畜犬談』 あわれな窮余の一策である。 私は、とにかく、犬に出逢うと、満面に微笑を湛えて、いささかも害心のないことを示すことにした。 夜は、その微笑が見えないかもしれないから、無邪気に童謡を口ずさみ、やさしい人間であることを知らせようと努めた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア