太宰治 『畜犬談』 じつに、困るのだ。 誰が君に、こんなことをしてくれとたのみましたか? と、私は、内に針を含んだ言葉を、精いっぱい優しく、いや味をきかせて言ってやることもあるのだが、犬は、きょろりと眼を動かし、いや味を言い聞かせている当の私にじゃれかかる。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア