太宰治 『地球図』 船が三たびも覆りかけたのである。 ロオマンをあとにして三年目のことであった。 宝永五年の夏のおわりごろ、大隅の国の屋久島から三里ばかり距てた海の上に、目なれぬ船の大きいのが一隻うかんでいるのを、漁夫たちが見つけた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア